男は福井県藤島高校ですが、中学校のサッカー部からテニス部に入ったところ、先生はほとんど教えに来ず、中学校でテニスをしていた部員だけで練習をしていたそうです。
その面白くない気持ちから、成績が下がってしまいました。
3年の受験体勢で、福井に古くからある駅前の大きな学習塾へ送り迎えをして通いました。成績はなぜかと思うほど上がりませんでした。
その結果、大学に落ち名古屋で有名な大手予備校の大阪校に入りました。親は、大手の予備校なら信用があって安心と思いました。
それこそ大船に乗った気持ちでした。
そしてその有名予備校では寮に入り、午前・午後授業で、夜も自習室で受験勉強でした。ところが成績は上がらないどころか、ズルズルと下がって行ったのです。
夏休みが終わるころ、2回目の父兄懇談がありました。
その予備校は担任の先生もいなくて、若い女の子がエクセルシートの印刷を広げて言ったのは、
「安全を考えるのでしたら。」
と前置きし、関西で下から拾った私立御三家でした。私たちは思わず顔を見合わせました。
1度きりでしたが中学校では学年1番になり、近所で噂されました。
藤島高校へも先生は、まず大丈夫ということでした。
次男は大学病院で医師をしてますが、最初は救急で運ばれた乳幼児がコロナ感染していると後でわかり大騒ぎ。全国放映になりました。
次男は独学で国立大学医学部を受け直して大学を変わりました。薬学部に通っていて予備校へ行く時間もお金もありませんでした。親としてはもはや薬学部を卒業して欲しかったのですが、こっそりと国立大学医学部を受け続けていました。
結果、自分がいる大学の医学部は難しくて受からず、地方大学の医学部へと行きました。
大手有名予備校で成績が上がらないのは長男が特別なのではなく、多くの生徒が同じことになっていると伺われます。それは偏差値30からの逆転だとか、一流大出の優秀な講師がそろっている、そしてほんの一部の難関大学合格を掲げてあることに隠されて、実際のことがわからないようになっている可能性を感じます。
長男は受験後半になって俄然、意欲を出して勉強したようでした。さすがに本人も下から拾った御三家はショックだったのでしょう。センター試験はできたと言い、大阪の難関大学を受けて、発表には合格したつもりで見に行きました。結果、番号がありませんでした。
私の分析では、ほかの科目は意欲を出しと取り組むことで急激に成績を上げることができても英語は長い蓄積が必要なことから、急には間に合わなかったということです。
また受験勉強に入って英語をやっていたのでは、ほかの科目の勉強ができなくなります。
それで中学校から教科書暗記で基本部分とその型を頭に刻み込んでしまうこと。
ひとよりも圧倒的な単語量を持つこと、と考えています。
次男は私が聞いても独学での医学部合格の勉強については話しません。しかし、ひとこと
「語彙力だよ。」
とだけ言いました。いかに英語の単語数が重要かを語っています。
さて長男のその後ですが、大阪で1番の大学はだめでしたがそのつぎの公立大学の工学部に受かりました。修士課程も出て、現在は炭素繊維の研究をしています。
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