３月から４月に、幼児から小学校向けの学習塾生徒募集がひんぱんにあります。大きな学習塾２つの宣伝が目につきますし、さらに多くの名を聞いたことがある塾を見かけます。
親としては学習塾へ子供をやらないと勉強が遅れる・ついて行けない、あわ良くば秀才児童に育てようと思うことでしょう。

みんな有名になっているか

当活動では裕福な家庭で幼児から学習中へ通わせる経済余裕があるなら、とやかく言いません。世に習いものがあるがごとく、子供を通わせるのは親の自由な考えと価値観です。
それで、娘をピアノに通わせたらみんな有名なピアニストになるかと言えば、どうみてもそんなことはありません。
男の子にバイオリンを習わせると、将来バイオリンで身を立てられるとかというと、
その率もほとんど芸能界で成功するのと同じようではないでしょうか。
水泳あたりは海やプールに行ったとき、安全に泳ぐことができれば良いという考えが多いかも知れません。

幼児・低学年教育は効果があるのか

では幼児から学習塾へ行かせると、将来難関大学へ進んで、社会で活躍するのかと言うと、そんなようすは見られません。

まず私の幼少時経験から言います。
家から歩いて数分のところのふつうの民家で英語を教えるところがありました。近所の遊び友達が行っているので、母に言うと、さっそく行きなさいとなりました。
私は特に勉強がしたいわけではなく、友達の変わったことがうらやましかっただけでした。
その英語勉強教室に行くと、８畳間の座敷に座卓を並べ、小学生が座っています。
先生は初老のひとのイメージがありましたが、退職した先生かどうか誰か言った気がしますが、記憶が確かではありません。そして中学校の教科書を買い、先生がひととおりを読んでみせ、それから順番に当てて生徒が１行を読み、先生が日本語解説をして行きました。
どれくらい通ったのか覚えていないのですが、子供ながら何とも頼りなく感じた私は止めてしまいました。

中学生では吸収されてしまった

それから中学校へ進んで本格的な英語授業が始まりました。最初はすでに習っていることからよくわかりました。そして授業がどんどん進んできて、私が先に勉強したあたりまで追いついて来ました。
それ以降は新たに勉強をすることになります。そしてそのころ、英語教室へなど行っていない生徒が英語ができるようになり、私と変わらなくなりました。
私は中学生の１・２年生では成績はせいぜい並でしたから、何のために英語学校へ行ったのかわからなくなりました。

これと同じことが大手の子供が大手学習塾にせよ、それに続く塾にせよ、起こります。新たに習うことに吸収されてしまい、まずそれ以上のことにはなりません。
つまり時間を費やすだけの習いものと同じことになります。用事が低学年生に大きな効果があるように言っているのは、『商売口』です。それも教育者が書いているかは怪しく、物書き・ライターが書いていると考えられます。
それでも経済的余裕がある家が子供を行かせるのは、道路で遊んでいたりするよりもその時間は安全、また行かなけば漫画かゲームに浸りきりということで、考えようによって効果がありますから悪いことではありません。
教育産業になっているのでしょうが、家計に無理をしてまで行くところではないと思います。
幼児学習教室はうらやましくなるようなところでは決してありません。そこで学習したことは、後にきちんと勉強をすれば覆い隠されてされてしまいます。

英語でＡＩ学習会では

①優秀な高学歴先生に習う。
②わからないところを、理解するまで教えてもらえる。
③個人の弱点を見つけ、強化してくれる。
といった至れりつくせり勉強指導がなくても、藤島・高志入学、難関大学進学が可能な勉強法を提供します。

ちなみに独学で国立大学医学部へ行った次男も、大手企業で炭素繊維の研究をしている長男も大手の子供学習教室へは行っていません。
ただ長男が大学受験で、急にやる気を起こしたものの英語の勉強が合わなかったと分析しているところから、次男は幼児のときから駅前の英会話スクールへだけ行かせました。
迎えに行くと、背が高くスラリとした、金髪の女性の先生が、学校から街へ出て行きました。
余談がありまして、近所に住んでいるカナダ人女性と知り合った私は、彼女のファンセという男性と一緒に焼肉屋へご招待しました。
次男を連れて行ったのです。遠慮していたフィアンセも彼女も、私が重ねてОKすると、生ビールを飲むわ、飲むわ、ジョッキーをいくつも重ねました。
そして肝心の英語実地練習となると思った次男は、まったくしゃべれないのでした。
英語で聞かれて

「はい！」

我が家でも、何のために習いものをしているのかでした。